東風(こち)吹いて北風(きた)に変わるや浜通り
峠越え海にいでむや東風吹きぬ
苔に雪古木に朽木コ-ヒ-飲む
手水鉢氷の溶けて月優し
今日は吹いたのは確かに東風(こち)である。ここでは海の方から吹いてくる。今日はかなりあたたかいから吹いたのだ。その後また北風に変わった。また寒さがもどる。春はやはり風からも来る。東風が吹いたとき北風とは違う、春を感じるのだ。これが車だとそうした風が感じるのがむずかしい。自転車だともろに風を感じるのだ。電動自転車は風にも強いがもろに風を受けるとなかなかすすまない、そういう自然に抵抗するところも自転車は自然なのである。車だったら風も雨も関係なくなる。寒さも関係なくなる。飯館に行った時も寒さやら風や雪の影響をまともに受けた。だから風流があるとなる、「風流は寒きものなり」となるが寒さに弱い、病的になっているから自分にはあとで芯まで冷えてひどかった。風流も限度がある。あんまり辛いと風流どころでなくなるのだ。単にサバイバルとなり俳句とか短歌を作る余裕さえなくなる。山頭火のようにただひたすら歩き水を飲みたいとかなってしまう。この電動自転車は長距離用だからこれでツ-リングしたら面白い、坂を自在に上る旅はしていない、坂を自在に上れば旅の範囲は相当に広がる。近くでも坂の所は行っていないところがあった。ところが今は遠くに行く、一日でも泊まる旅がしにくい、留守番するものがいなくなった。病気ではないにしろ半病人となっているからだ。
茶室のある手水鉢ではないが石をくりぬいて水を入れるものが庭に置いてある。そこに月が写っていた。写真で見たりしていたがなかなかこうして真上に月がきて写ることはなかなかなかった。でも必ず真上に来ることがあり月が写るのだ。コ-ヒ-でも茶道をしているとか、茶道は自然と通じるものだから興味がある。コ-ヒ-を山で清水をくみ沸かして飲む。コ-ヒ-が便利である。
苔に雪古木に朽木コ-ヒ-飲む
こうした古木とか朽木とかをあしらって茶室作りをしている。飯館の七曲りの坂に樹齢200年の栃の木があった。あの樹はあまり何かを感じない、樅の木の方が感じる。樅の木はやはり冬ににあっている。ともかく福寿草の芽も出てきたし春は近くなった。
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