2010年03月02日

聖なる調和する樹々


聖なる調和する樹々

枯木の枝と枝の影さしぬ

冬菜の畑に長く伸びにし樹の影

静謐な陽は移りもの音もなし

ここの樹々の列の心にしみぬ

日々ここを行きて何事もなし

しかし我深く思いぬ

樹は樹を傷つけることなし

人はいかに傷つけあうことか

樹は決して他を傷つけない

それが奇跡的である

樹は聖者なのかもしれない

樹は何を語ろうとしているのか?

樹に寄りて耳を傾けよ

その素直なる直ぐなる静粛なるもの

欲少なき簡素な質素なるもの

その下に憩え癒されよ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日も陽はやさしく静かに照っている

樹はそのやさしい光に欲している

神の愛のようなその冬の日の光

そして山脈に満足に陽は沈んでゆく

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

樹は決して他を傷つけない

枯木の枝と枝の影さしぬ

そこにいかに深い平和のありしや

調和の日々はここにある

自然の限りなき静粛の平和を知れ

そを知らずして真の平和なし

その身近にそが探せし平和はあるべし

平和は叫ぶにあらじ沈黙の中にあり

欲少なき質素なる生活にあり

その歩む足音のひそけさよ

今日もゆくさし交わす枝の影の下を・・・

posted by 老鶯 at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩全般
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