2010年07月10日

山の村の石一つ(詩)


山の村の石一つ

 

山の村の道の日陰に休む

そこに石一つがある

誰も責める者はいない

そこを通る人はまれである

お客人ここにゆっくりお休みください

何も売りつけもしないし

客人をせかしたりはしない

あなたはそこにお休みください

誰もあなたをとがめたりしません

森に鳥のさえづりがひびく

悠長な時の流れにまかす

山の村に長い日影がのびる

木の影は日時計のように移る

時計の時間にせかされることはない

あなたはこの村になんのために来たのですか

ただ休むために来たのです

日陰に石一つ安らいでいる

それが平和な村なのである

posted by 老鶯 at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩全般
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/39560544

この記事へのトラックバック