庭広く前畑つづき芙蓉かな
飯館に夕風涼し石眠る
橲原(じさばら)や木の間に明るし夏の月
森深く夕べ夏の山迫る
飯館に栃の木古りぬ森深く常陰(とこかげ)なして黒揚羽舞ふ
夕風の森にそよぎて涼しかな鳥鳴き眠る山の村かも
飯館に午後から行った。午後6時過ぎて27度と道路に表示されていた。ところが南相馬市に帰ったら温度計は32度であり夜まで暑い、昨日も今度は夜が暑くなっている。何しろ今年は相馬の辺も暑い、福島市は盆地で暑いがなぜ海に近い相馬がこんなに暑いのか?磐城の方は2度くらい低くなっているのも不思議である。飯館村は相当に標高が高いから涼しかったのだろう。昼間はやはり暑いのか、夕方になり27度というのは涼しい、今年の暑さは異常である。暑さにはうんざりした。夏ばてでぐったりしてしまう。夏に疲れてしまった。
農家の庭は広い、前畑がありそこにゆったりと芙蓉が咲いている。大倉から飯館行く坂道にある栃の木はいかにも古い感じだ。飯館には湧き水とかないし川もないからものたりない、前は大倉から峠を越えたところに細い隠された川があったがこれも道路ができて川が分断されて死んでしまった。ただ飯館は森におおわれて家が隠されているから気持ちいいのである。今年は秋の月にはならない、木の間から見た月は明るい夏の月である。ともかく涼しくならないことには何か書くということもすすまない、暑さの疲れで毎日ぐったりしてしまっている。特に夏が長引けば余計にそうなる。夜まで32度というのは異常な暑さである。今年はどこかに避暑したいとつくづく思ったがそれもできない、本当に自分は自由がなくなった。30年間自由があって今や自由はない、拘束されているだけである。
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