2010年12月25日

年も暮れる冬の灯(詩)

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年も暮れる冬の灯



故郷の刈田の畦に残り咲く

野菊のあわれ日も暮れむ

この世は広き誰か棲む

冬の灯ともりぬ

誰か棲む貧しき家や

豊かなる時代にそぐわず

人は今貧しさに耐えざりき

人知れず貧に耐えて生きられじ

人は貧しく目立たず勤るは硬き

富と誉れを追い求む

欲望の炎は熱く燃えにき

金得ることのみぞ願いなり

人と人との信はなしも

ただ富める人のみ羨み

自らの貧しきに耐えざりき

みな貧しと思いば貧しからず

富むものと富まざるものの差

その差の大きければ人は苦しむ

今はより貧しさに耐ええざるかな

刈田の畦に残り咲く野菊を

我は愛しむも年は暮れなむ

posted by 老鶯 at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩全般
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