2011年11月05日

ギリシャの旅(菜の花とロバの国)




ギリシャの旅(菜の花とロバの国)

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なのはなとロバ

路上でおみやげを売る老人

手に握る重いドラクマ貨幣

水平線から船

島を縁どる美しい野の花々

倒れた神殿の石柱

彩られた神話の数々

オディセィの雄大な遠征と帰還

黒海に通じる狭い海峡

未知なる世界はその通路に

地中海の風が島々にそよぎ

一つ一つの石

それは人工の人の営為の跡

人の徴しの跡はそこかしこ消えじ

人の手に成らざるものなし

ただ過去があり過去を偲ぶ

迷宮のクレタの宮殿は忘れられ

栄光の日はもどらじ

ギリシャのアフリカの植民都市

キュレネは砂に久しく埋もれ忘れられる

薬草のシルフィウムに栄えし都市

そのシルフィウムも絶滅して

コインにのみかつての栄えを語る

石の船のモニュメント残し

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残される幾多の物語

語り尽くせぬ物語

人類の夜明けはここにはじまり

その知恵と技芸がここに集中して

哲学と科学の発祥の地

アテネの神殿はその象徴

常に壮健な肉体を競いし者たち

オリンポスはその聖地となりぬ

勝者にはオリ-ブの冠

その栄光は語り継がれぬ

急斜面の荒い岩石を清水が流れ落ちて

オリンポスのゼウスの聖なる白雪の山々

ドルフィの神殿は古りて

荘厳にかの高見に鎮まり暮れぬ

そこに厳かに神託の告げられし所

ギリシャの聖なるセンタ-の場

しかし今何かあれ

なのはなとロバの国

遠い過去のみが語る国

プロボネス半島の奥地かのスバルタの国

古い城壁の反り残雪の未だに寒々しく残り

今なお羊飼いの岩山に羊を追い

自然もなべて人の手になりて古りぬ

持ち帰りし一つのコイン

それはただ遠い昔の栄を語るのみ

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ドルフィの神殿

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オリンポス山




ドラクマの歴史
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%9E


キュレネ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%8D


ギリシア人とシルフィウム
http://blog.goo.ne.jp/mosuke-log/e/ee93287add96b1a058d9897c18439eaa

シルフィウム
http://blogs.yahoo.co.jp/tyamada69/1244286.html

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