スイスの貴重な写真一枚
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雪山に映えて一羽の烏かな
背(そびら)には雪の岩山高々と樹は伸びにけりアルプスの村
赤い屋根白に変わりぬ雪のふりハイデルベルグに映えし塔かも
何か塔に雪がふり寒々としているのがリアルである。一度行ったからリアルに感じるのだ。
外国の写真はやはり思い出すには不可欠である。ただ観光地のはいくらでも写真が見れる。すると同じ様なものになってしまうのが現代である。この写真は観光地でもはずれた所だった。スイスの有名な観光地でもぶらぶらしてとった写真だった。とったことも全く覚えていなかった。でもこの写真は秀作である。全く構図とか一切考えてとってはいない、偶然の産物だった。それでもいい写真をとれるときがある。だから本当はとにかく数をとればその中にいい写真が残る場合がある。デジカメだとそうしやすかったがこの時はデジカメではないのでそれほどとっていなかった。デジカメだったらもっととれたからいいのが残っていたろう。
雪のハイデルベルグ
http://www.youtube.com/watch?v=IyZQ5z2_Pmc&feature=related
あとがき
良く見たら烏が一羽高いところに止まっていた。これなども肉眼では気づかなかった。それを写生して俳句にした。
ただ写真を見ないと俳句だけでは鑑賞できないのがある。写真と一つとなって作品化しているのが現代の写生俳句なのである。