2013年05月07日

会津美里の夫婦殺害:被告、殺意の一部を否認 (高橋被告(旧姓-横倉)はやはり死刑が妥当なのか?)


会津美里の夫婦殺害:被告、殺意の一部を否認

(高橋被告(旧姓-横倉)はやはり死刑が妥当なのか?)


罪状認否で高橋被告(旧姓-横倉)はおおむね起訴内容を認めたが「初めから家人を殺そうした部分は否認する」と述べた。

●高橋被告は未必の殺意だったのか?

故意
犯罪を行う意思

確定的殺意
殺そうと思ってした@,・・・

未必の殺意
必ず殺ろしてやろうと思ったわけではないが死んでしまうなら仕方がないと思いした・・・

認識ある過失
死んでもかまわないと思ったけど危険を知りながらしたdD蓴c・・・


故意・確定的故意(殺意)・未必の故意(殺意)・認識ある過失
http://www.nichibenren.or.jp/ja/citizen_judge/program/data/houteiyougo8.pdf

故意がないと犯罪にならない。高橋被告(横倉)はどれになたるのか?故意があるかどうかというとき
全く殺意も故意がなくても殺人は起こりうる。犯罪は起こりうる。盗む意志が故意がなくてもその人に全くその意志がなかったということがあった。その人はいろいろな問題に悩んでいて苦しめられていてその時混乱していた。たまたま二つのパンを無意識にポケットに入れていたのである。それは週刊誌を読んでポケットに入れたことを忘れていたのである。そういう個人的に何かに追いつめられたような精神状態の時、そういうことも起こりうる。故意もなにも全くないのに外から見れば犯罪になった。これは殺人まであてはまるのだ。全く故意がなくて殺人も起こりうるのだ。それで精神障害者の殺人は犯罪にならない、結果が殺人でもならないのである。まず善悪の判断もできないし故意もなにもないのである。ただ人間の心理状態は普通の人でもむしゃくしゃするときがありそんなとき思わず相手を殴ったり犯罪にもなる。それは精神障害者とにないるのだ。明確な故意がない、意志がないのに犯罪を犯してしまうのである。


高橋被告も妻は所有していた着物などを高橋被告に無断で質入れされたことなどでトラブルになり、昨年5月、高橋被告に殴られ、千枚通しで刺されたことを証言した。


このことは何を意味しているのか?相当にいらいらしていた、金にも追いつめられていた。そういう
異常な心理状態に追いつめられていた。犯罪を犯す前に妻にこれだけ危険なことをししていたことは次にさらに大きな犯罪につながる予兆だったのである。人間は何でも突然に事件でも起こらない、必ず予兆があるがそれが事件が起きるとそこだけクロ-ズアップされるから何でこんな残酷なことをしたのかとなる。高橋被告は未必の殺意だったのだろうか? 妻にこれだけのことをしたのだからヤケになっていたとも考えられる。もうどうでもいいや金が欲しいんだと犯行に走った。そういうヤケになった心理状態が犯罪に結びつきやすい。そうでなければこれだけの犯罪は犯せないだろう。
「初めから家人を殺そうした部分は否認する」というのは嘘ではない、ただ心理状態としてもうどうでもいい、

「必ず殺ろしてやろうと思ったわけではないが死んでしまうなら仕方がないと思いした」

これは嘘ではないだろう。未必の殺意だったのだろう。

●殺す過程の残酷さは何を意味しているのか?

「 助けて」「お願い」−。悲痛な叫び声が続き、最後はうめき声に変わった。消防が確認のためにかけ直した電話には高橋被告が出て「すいません。間違い電話です。大丈夫です」と答えた。

こういうふうに命乞いしても残酷に殺した。ここでは裁判員も同情の余地がなくなる。こだけ残酷に殺せるのはどうしてなのか?人間の情の一片もないのかとなる。こういう犯罪は深い恨みがある場合に起こりやすい。それがないのだからただ金目的でこれだけ残酷になれるのかという疑問がある。それでも消防には冷静な対処をしているのである。こういうことはなかなか冷静でないとできないだろう。冷静だということは突発ではなく故意で計画的二男ているともいえる。普通だったらそんな冷静に対処できないということもある。だからこの残酷さが裁判員から見たら許せない残酷さにみえる。

結局金を得るまえに金が得られない夫婦にはばまれたということが激情的になったのかもしれない。もし金を得ていたら殺すまではしなかったかもしれない、何も得られない、でも犯罪者として顔を見られ通報されるから殺したとなる。事の成り行きがあったかもしれない、人間は普通冷静でないから極端な犯罪にも走る。冷静だったら普通はそんな犯罪を犯さない、よほど追いつめられていない限りこんな残酷な犯罪にはならない、高橋被告は妻を刺したということでかなり追いつめられていたのである。ともかく心理状態がやはり追いつめられていた異常化していたことは確かだろう。
ヤケになっていたというのが真実ではないか?だからこそそこまで突っ走って残酷なこともできた。

●刑罰の軽重はその結果によって判定される


とにかく犯罪の刑はその結果によって決められることになりやすい。故意とか動機が何だとかいろいろ言っても二人も残酷に殺したら許せないとなる。結果の重大性が世の中では第一なのである。
江戸時代では五両盗んだら獄門になった。現代では百円盗んだものとい千万盗んだものでもたいして変わりない、かえって百円盗んだ人が重罪にもされている。それが変だとしてそれが現実なのである。でも百円盗んだとは出来心でしたと返して誤ればすむことである。でも一千万盗んだ人はもう絶対に返さない、返せない、その額が大きいからそもそも欲望が強いからそれだけのことをしたのであり返して謝ることなどないのである。その額の大きさがかえって謝ることも悔い改めることもできないものにしているのだ。だから江戸時代の罪の決め方の方が的を得ているともなる。

情状酌量というけどこれを考慮したらこの世の中きりなくなるのだ。この犯罪を犯したのはこの人の不幸な生い立ち、家族に恵まれなかったせいだとかこういうことを言うときりなくなるのだ。
例えばこの世では非常識な人がいくらでもいる。なぜこんな人が世間にまかり通っているのかという人も多くいる。心も曲がった人もいくらでもいる。そういう人たちと接してこの人たちは不幸な生い立ちでありそういう事情があったからそこを情状酌量すべきだというとききりがなくなるのだ。
そういう不幸はわかるにしてもそれをいちいち考えたらきりがない、結局何かしら人間には情状酌量するところがありそれで罪が軽減されるべきだとなるとみんな罪を問うことすらできなくなる。
いい大人になったら人は結果をみている。殺人を犯したらその結果をみている。殺人になったらいくら謝ってもその命は帰ってこないのだから深刻なのである。だから目には目をになる。人の命を奪ったら何であれその人の命を奪わねばならないとなる。

結局高橋被告は二人も残酷に殺しているのだからその結果をみれば死刑になっても仕方ないとなる。故意とかなんとか法律用語でも擁護しても納得いかないともなる。

ではあなだが裁判員になったらどういう判決をして刑を与えますか?
これは本当に困難を究めたものになる。裁判員が判定するのは荷が重いということもある。
裁判員制度で罪が重くなる傾向があるということは感情的になりリンチ的なものがでてきているからかもしれない、裁判員自体が冷静に見れなくなる。法律用語を勉強してもなかなかかりにくい。
すると結果を見てそれから判断するとなってしまう。その事情や故意とかの法律用語より結果から決めてしまう。それで重い刑を課すのが多くなっているというのはそのためかもしれない、

結局、人間には人が人を裁くことが荷が重すぎるしもともとできないことだったのである。
裁くのは神しかできない、人を裁くなというのはそのことである。
盗む方でもそれなりの理屈がある。官僚など他でも地位あるものは金でも濡れ手で粟で入ってくる。それは国民から盗んでいるのではないかという理屈もあるし現実でもある。
だから不正に金をためたやつの金は盗んでもいい、その人は殺してもいいと思う人もでてくる。
そういう不正が世の中には日常的にあるからだ。
だからなかなか公正に裁くことなどできないのである。



このペ-ジはよく読まれている。やはり関心が高い、裁判員制度になり余計こうした重大な犯罪の罪を決めるので国民の関心も高まった。
裁判員制度自体がまだ国民になじんでいない、でも裁判員にされた人は困惑するだろう。
どういうふうに考えていいのかもわからない、それで罪が軽減される傾向があると思ったら
罪が重くなっているというのも意外な結果である。やはり裁判員自体が冷静になりにくい、感情的になるからかもしれない、家族の訴えなどに同情しすぎるからそうなるのかもしれない、

ただその判定はあまりにもむずかしすぎるのだ。
死刑にするということはまた人をみんなで殺すということにもなる。だから外国では死刑だけは廃止したのだろう。日本だけは死刑にしている。その根拠は何なのか?外国ではどういう理由で死刑を廃止しているのか?死刑の判定をすることは裁判員も犯罪者を殺すということにもなる。逆に殺人罪を共有するこにもなりかねないから深刻なのである。
そこには人間が人間を裁く限界があるからだ。
posted by 天華 at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層
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