2018年10月26日
神の庭の花(詩) (詩のフログは中止しているか多数作っている)
2012年08月06日
山帽子の花(詩)
山帽子の花
山帽子一木にさわに咲きにける
その一輪一輪の清らかに
日のさして風にそよぎゆれ
燕飛び交い軽快に
時に雨降り雷轟きぬ
自然の躍動のなかに花も咲き
花は造花にあらじ自然の中に
その命は自然の中に全うされぬ
2012年06月10日
かくされしはな
かくされしはな
ほのかに
かすかに
ひめやかに
しとやかに
おくゆかし
いづこかに
さきいずるはな
ちりもつかじ
かくされさきぬ
たれそふる
とおすみとんぼ
とまりしもしらじ
まいつつさりぬ
ひそかなるかげ
そこによりそふ
こけむしふりぬ
ちとせのいわ
そこにしあれや
ゆうひかげ
そこにさすかな
2012年06月02日
きりのはなの章
きりのはなの章
きりのはな
そらにうつり
みずにうつり
ちりもつかじ
たれそしる
ほのかにひるのつき
ささやきにけり
くもりなき鏡
そのすみにひそか
きりのはな
つつしみふかく
さきてあるかな
なにをかいわむや
なにもいわじ
ありとしもなく
きりのはな
かみのまそ鏡に
うつりてあるかな
まそかがみ みあかぬきみに
おくれてや あしたゆふへに
さびつつをらむ
沙弥満誓
2011年08月22日
ひまわりの詩(信頼の花)
ひまわりの詩(信頼の花)
ひまわりは大地に伸びて咲く
すくすく力強く伸びて咲く
その大輪の花は信頼に満ちている
自信に満ちて咲いている
一点の疑いもなく堂々と
隠すことなくすべてを明らさまに
そこに暑い陽ざしが照りつける
十輪ほどのひまわりがた私に向かって咲く
その時安心があり病も癒える
みんな信じあって力強く咲いている
信じないものはその輪に入れない
人間も信じ合わなければ何事も成されない
一点の疑心をもってもすべてが崩れる
信じ合うことがすべての基礎である
信じ合わなければ何事も成せない
信じ合うことによって成らざるものも成る
大輪のひまわりが今日も私に向かって咲き
わたしは励まされ力づけられる
ひまわりは力を人々に与えつづける
人の世に絶望させられし者よ
大輪のひまわりを見よ
そのそびらに大いなる山は聳え
信頼の不動なる山は厳然と聳える
そして新たな信頼を回復させよ!
2011年08月18日
ひまわりの詩
ひまわりの詩
突然向かいの庭から塀をこえて
大きなひまわりが伸びて咲いた
らんらんとこちらを向いて咲いている
その曇りなき不純なき大輪の花
その生命力の強さをじかに感じる
ミンミンはひまわりに向かって一心になく
蝉の声をひまわりは受けとめて大らかに咲いている
ああ この大きなひまわりの燃え上がるような力よ
ひまわりはアメリカ産だから
もっと大きな広い大地と空に咲くのににつかわし
その花は世の汚れを一新するような大きな花だ!
あなたもこのような大輪の花たれ
すべての穢れを払うようなこの花の力強さ
太陽の光を存分に吸収して
灼熱の大地に立ちて咲き開く
あなたの未来はひまわりのようであれ
ただ未来に向かって咲き
太陽に向かってひたすら咲く
らんらんとひまわりは今咲いている命のかぎり
天真爛漫の大輪の花よ
そをとがめるは誰や
大輪の花を萎縮さすなかれ
あなたはこのように力強く咲き命尽きる
あなたの命は全うされた
さらなる大いなる未来が来るだろう
自然は神は汝よりはるかに大きいもの
あなたはその神の力をまだ知らない
百才を生きてもその齢は短い
青春の日はさらに余りに短い
またたくまに消失する
神を自然のすべてを知ることはできない
限りなき命の輝きよ
再生の日は激しい夏のようにやってくる
青春は蘇り新しい日は織りなされる
それが人間の歴史である。